風船で「ベルリンの壁」再現


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 【ベルリン時事】東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が1989年に崩壊してから25年を迎える2014年11月に、1万個近い白い風船を並べて壁を再現する計画が進んでいる。

 風船は壁が崩壊した11月9日に合わせ、ブランデンブルク門やチェックポイント・チャーリー検問所跡の前など、市中心部の壁の跡に沿って12キロ並べる。風船を地面につなぐひもの長さは壁の高さとほぼ同じ3・6メートル。夜間は光を当て、最後は壁の崩壊をイメージして空に飛ばす。

 企画したデザイナーのクリストフ・バウアー氏は「壁のあった場所を知らない市民も多い。壁を見たことがない若い世代に歴史の一端に触れてもらいたい」と話す。

 壁崩壊20年の09年には、壁の跡に沿って並べた約1000個の巨大ドミノをブランデンブルク門に向かって倒すイベントが行われた。