商業施設屋上に1周300メートルのトラック


東急不動産が設置、15年春から夜間を除き無料開放

商業施設屋上に1周300メートルのトラック

2015年春開業の商業施設屋上に設置され、無料開放される競技用トラック(東急不動産提供)

 東急不動産は、大阪市の日本生命球場の跡地に2015年春開業する商業施設屋上に、1周約300メートルの競技用トラックを設置する。大阪城公園を眺めながらランニングやウオーキングが楽しめる。商業施設屋上のトラックは国内初といい、夜間を除き無料開放する。

 トラックは北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治氏が監修し、東急不と施工業者の竹中工務店が共同開発。3レーンで人工芝を敷く。

 日生球場はアマチュア野球の試合などに使われたが、老朽化で1997年に閉鎖された。土地は引き続き日生が所有し、35年までの契約で東急不に貸している。開業する商業施設は延べ床面積約2万5000平方メートルで、飲食店や衣料品店、フィットネスクラブなど約50店舗が入居する。