東京五輪から50年、成田空港で写真展が始まる
アベベさんの息子と娘も参加、テープカットを行う
１９６４年東京五輪の開会から１０日で５０年になるのを前に、成田空港で８日、当時の写真３５点を集めた記念展示（日本オリンピック委員会主催）が始まった。３１日まで、第１旅客ターミナルビル南ウイング４階の出発ロビーに展示される。
開催に先立って行われた式典には、東京五輪でマラソン史上初の２大会連続優勝を果たしたエチオピアの英雄アベベ・ビキラさんの息子イェトナイェトさんと娘シーゲさん、エチオピア大使館のオジゲ・オッソ・オルチョ一等参事官らが出席。テープカットが行われた。
父の写真を前にしたイェトナイェトさんは「当時私はまだ生まれていなかったが、東京五輪では健康も万全ではなかったのに２大会連続優勝を成し遂げた父の偉大さは、どんな言葉でも言い表せない」と感慨深げ。２０２０年の東京五輪については「招致活動のときから東京開催を願っていた。大成功になることを祈っている」と話した。
