ネパールカレーは葉いっぱい


緑の葉はある種のがんに対して抑制作用を確認

ネパールカレーは葉いっぱい

 ネパールカレーは、インドカレーと似ているがより健康的だ、とネパール人は胸を張る。各地でいろいろな種類の新鮮な野菜が用いられ、その多くは自家栽培だ。スパイスやギー(澄ましバター)は控えめだ。

 典型的なネパール・タリ(料理)はライス、レンティル(レンズ豆)スープ、野菜カレー、そして軽く味付けされたサーグである。

 用いられる野菜は、ほうれん草、かぼちゃ、さといも、からしな コリアンダー(パクチー)、 コロハ、ディル(いずれもハーブの一種)、シダ、ミント、イラクサなど。酸っぱい味付けがされている。グンドルと呼ばれる特別な野菜料理は大根とカリフラワーの葉でつくられる。

 米ケンタッキー大学の調査によると、緑の葉は、ビタミン、ミネラル、カロチン、抗酸化物質群を含み、ある種のがんに対して抑制作用が確認されている。(カトマンズ=R・キッテル)