第10次放鳥の1歳雌のトキが新潟本州側で確認
村上市の田んぼで発見、本州側で確認は12羽目
環境省は12日、新潟県・佐渡島で野生復帰を目指し放鳥したトキのうち1羽を、同県村上市で発見したと発表した。本州側で確認されたトキは、2月に新発田市で確認された個体に続き12羽目となった。
同省によると、12日午前10時ごろ、村上市に住む男性が田んぼでトキを発見。連絡を受けた同省職員が確認したところ、個体識別用の足環から、6月の第10次放鳥で放鳥された1歳の雌と判明した。
これまで本州に渡ったトキはいずれも佐渡島に戻るか、死ぬか行方不明となっており、定着した例はない。