スマホ型玩具、犬型ペットロボットが並ぶ
「東京おもちゃショー」、ビッグサイトで開幕
国内最大規模のおもちゃ見本市「東京おもちゃショー」(日本玩具協会主催)が12日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。親のスマートフォンと文字のやりとりができる機能が加わるなど、「進化」したスマホ型玩具や、背中にタッチセンサーを搭載、なでると喜ぶ犬型ペットロボット、定番商品の最新作など約3万5000点が並んだ。
海外企業25社を含む157社が参加。13日までが業者向けで、14、15日は入場無料で一般公開される。玩具協会では前年並みの16万人の来場を目標としている。
開幕式で富山幹太郎会長(タカラトミー社長)は、「おもちゃの価値を消費者に再認識してもらいたい」とあいさつした。
協会の調べによると、2013年度のおもちゃ市場は、女児向け玩具の伸びがけん引役となって前年度比0・6%増の6756億円と2年ぶりに増加した。協会では、一般企業のベースアップや賞与の増額を足掛かりに、14年度の市場規模が13年度を上回ることを期待している。