「第2回世界弓道大会」、来月にパリで開催
平和の実現を目指す、18カ国から200選手が参加
国際弓道連盟の宇佐美義光理事(愛知県弓道連盟会長)は3日、パリ市役所で記者会見し、第2回世界弓道大会を7月19、20日にパリで開催すると発表した。日本やフランスなど18カ国から約200選手が参加する。
宇佐美理事は「精神力や忍耐力を鍛える弓道を世界に広げ、平和の実現を目指したい」と語った。フランス弓道連盟のロランス・オリウ会長は「西洋のアーチェリーは純粋な競技としての側面が強いが、弓道は対戦相手との礼節を重んじる点が魅力的だ」と述べた。
会見後、宇佐美理事は市役所の一室で約100人の報道陣を前に弓道を実演。掛け声とともに放たれた矢が的に刺さると、どよめきが起こった。
世界弓道大会は2010年に日本で第1回大会が開かれ、フランスが本家の日本を破って優勝した。弓道は日本国外に約1万人の愛好者がいるという。(パリ時事)