「きつい練習」、勝負の3週間が厳しく幕開け


鹿児島市指宿で合宿、W杯日本代表がW杯へ向け始動

「きつい練習」、勝負の3週間が厳しく幕開け

代表合宿初日、練習前に地元の子供たちから千羽鶴を贈られ握手する長谷部主将(手前左)。奥左から2人目はザッケローニ監督=21日、鹿児島県指宿市

 W杯メンバーによる合宿初日の練習を終え、柿谷は開口一番「きつい練習だった」と言った。約2時間の練習は戦術練習にミニゲーム、走り込みなど盛りだくさんの内容。勝負の約3週間は、厳しい練習で幕を開けた。

 5日間の指宿合宿のテーマを、ザッケローニ監督は「代表のやり方の復習と体力面の調整」と説明する。今年はこれまで、日本代表の活動は3月のわずか3日間。長谷部や内田のように、けがで代表合流が昨年11月以来の選手もいるだけに、戦術練習では監督がボールの位置に応じた体の向け方などを細部まで一人一人に指示したという。

 さらに、監督は本番を戦い抜く体力強化を最重視。選手もピークをどう合わせるかへ気持ちを向けている。長谷部は「気持ちを高めるにはちょっと早い。今はコンディションを上げるために激しい練習をやっている。本番は走れないといけない」、柿谷も「(厳しい練習が)絶対試合の大事なところで効いてくる」と話した。

 チームの結束も欠かせない。ただ一人の3度目の出場となる遠藤は「初めての選手もいる。いい雰囲気をつくりたい。話しながらやっていきたい」と全体に目を配る。個々の争いと全体の底上げは同時に始まった。