サッカーW杯日本代表「成長」示し、8強なるか


欧州組が成熟、高い期待と人気

サッカーW杯日本代表「成長」示し、8強なるか

日本代表に選出され、ポーズをとるG大阪の遠藤(左)と今野=12日、大阪府吹田市

 6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の日本代表23人が12日、発表された。イタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督の下で、過去最高成績を上回る8強入りを目指す日本代表の陣容が決まった。

 前回W杯後、日本代表は2011年アジア杯優勝など実績を積み重ねてきた。12年のW杯アジア最終予選以降は、国内での代表戦の入場券は軒並み完売。4年前の南アフリカ大会前は日本代表の不振が続き、代表戦でも空席が目立ったのとは対照的だ。

 高い人気と期待の源が、成熟期を迎えた主力選手の存在。16強入りした南アフリカW杯を飛躍台に、本田圭佑(ACミラン)や香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、長友佑都(インテル・ミラノ)のように世界屈指の名門、強豪で活躍する例も珍しくなくなった。

 岡崎慎司(マインツ)は前回W杯後から欧州でもまれ、今季は欧州主要リーグで日本選手シーズン最多得点を記録。個々の能力は、日本サッカーの歴史の中でも高い。