国内初、「ネオコリストデラ類」の化石を発見


ワニのような絶滅爬虫類、石川・白山市の白亜紀前期の地層で

ph140428-4

石川県白山市で化石が見つかったネオコリストデラ類の復元画(サイエンス・イラストレーターの菊谷詩子さん作、同市教育委員会提供)

 石川県白山市の白亜紀前期(約1億3000万年前)の地層で、絶滅したワニのような爬虫(はちゅう)類のネオコリストデラ類の化石が、国内で初めて見つかった。同市教育委員会が24日、発表した。

 ネオコリストデラ類はコリストデラ目に分類され、淡水で生息し、体長は2~5メートルと考えられる。白亜紀前期~5600万年前ごろに生息し、気候変動で絶滅したとされる。化石の発見は米国や中国などに続き7国目。

 発見された化石は上顎と下顎、鼻の周辺の3標本で、最大の上顎は長さ約5センチ、幅約1センチ、厚さ約2センチ。コリストデラ目は国内では他に、1999年に岐阜県高山市で首の長いタイプが、2007年に白山市でトカゲのようなタイプが確認されている。同じ国内で3種類のコリストデラ目が見つかるのは珍しいという。

 今回の発見の論文を書いた国立科学博物館の真鍋真研究主幹(54)は「ネオコリストデラ類は世界的にも標本が少なく、謎の多い爬虫類。発見はコリストデラ目の派生や進化の過程を研究する上で、重要なデータとなる」と話している。