鶴竜「ありのままの自分で」、横綱の番付手に


日本相撲協会が夏場所番付を発表、13年ぶり3横綱

鶴竜「ありのままの自分で」、横綱の番付手に

新しい番付表を手に記者会見する鶴竜=24日午前、東京都墨田区

 71人目の横綱に昇進した鶴竜は24日午前、東京都墨田区の井筒部屋で新番付を手にし、「身が引き締まる。うれしい気持ちもあるが、これから頑張らないと」と語った。

 場所が始まっていないだけに、最高位に就いた実感は十分ではないという。「まだ100%ではない。場所が始まれば、さらに(重みを)感じると思う」。横綱として最初の場所に臨む心境を問われると「ありのままの自分で、新横綱といって力まないように、精いっぱいやりたい」と自然体を強調した。

 同席した師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が「横綱は負けたら辞めるしかない。そう考えるときつい」と話すのを聞くと、鶴竜は「負けたら駄目という強い気持ちでいきたい」と表情を引き締めていた。