富士山の世界遺産登録で認定書の伝達式


岸田外相が川勝静岡県知事と横内山梨県知事に

富士山の世界遺産登録で認定書の伝達式

富士山の世界遺産認定書伝達式で、記念撮影する(左から)横内正明山梨県知事、川勝平太静岡県知事、岸田文雄外相=21日午後、外務省

 2013年6月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された富士山(山梨、静岡両県)の認定書伝達式が21日、外務省で行われ、岸田文雄外相が川勝平太静岡県知事と横内正明山梨県知事に認定書を授与した。

 この中で岸田氏は、「在東京の各国大使に呼びかけ富士山関連ツアーを行いたい」と富士山のPRに取り組む方針を表明。在外公館で富士山の写真展を開催する構想も披露した。

 一方、川勝氏は「(富士山が示す)日本人の自然観、文化観が世界共通の認識になった」と強調。横内氏は「世界の宝になった富士山を次の世代につなげていく」と決意を語っていた。