エリザベス英女王が88歳に、肖像写真を公開
公務減らすも健康状態は良好
エリザベス英女王は21日、88歳の誕生日を迎えた。健康状態は良好で、夫のフィリップ殿下(92)と共に、外国訪問を含む公務をこなしている。
誕生日に合わせて王室は20日、著名な写真家デビッド・ベイリー氏が撮影した笑顔の女王の白黒肖像写真を公開した。
女王は昨年3月、胃腸炎で入院し、11月にスリランカで開かれた2年に1度の英連邦首脳会議も異例の欠席となった。王室は徐々に女王の公務を減らしており、チャールズ皇太子(65)が代行することが多くなっている。
ただ、女王は今年4月、バチカン市を訪問してフランシスコ・ローマ法王と面会した。6月には第2次大戦中のノルマンディー上陸作戦70周年記念式典のため訪仏を予定するなど健康不安を払拭(ふっしょく)。女王はこれまで、高齢を理由にした退位の可能性を否定している。(ロンドン時事)