仏ボルドー地方のシャトー、ワインを競売


東京・港区の駐日仏大使公邸で、被災地の復興支援

仏ボルドー地方のシャトー、ワインを競売

競売に掛けられたフランスの高級ワイン。左から4人目がシャトー当主ジャンピエール・アモローさん=東京都港区の仏大使公邸

 フランス南西部ボルドー地方のシャトー(ワイン醸造業者)が東日本大震災の被災地支援のため、所蔵する貴重なワインの一部を放出するチャリティーオークションが18日夜、東京都港区の駐日仏大使公邸で行われた。約150本が落札され、総額は2900万円余り。経費を差し引いた分が被災地で活動するNPOなどに贈られる。

 ワインを提供したのは、ボルドー地方で約400年の歴史を持つ「シャトー・ル・ピュイ」。競売には、ワインをテーマとした日本の人気テレビドラマ「神の雫(しずく)」で登場した最高級品も出品された。

 競売に先立ち記者会見したシャトー当主のジャンピエール・アモローさん(76)は「被災地には今も(復興支援の)ニーズがあるはず。日本人の手助けがしたかった」と話した。(時事)