北陸新幹線「W7系」が金沢港へ陸揚げ
長野-金沢間開業に向け、歓迎式典で「感慨もひとしお」
来年春に長野-金沢間が開業する北陸新幹線の新型車両で、JR東日本とJR西日本が共同開発した「W7系」の金沢港(金沢市)への陸揚げが11日から始まった。
川崎重工業兵庫工場(神戸市)で製造された最初の1編成(12両)のうち6両が8日に神戸港を出発。瀬戸内海と日本海を経て金沢港に到着した。車両は陸揚げ後、石川県白山市に新設された総合車両基地に運び込まれる。
金沢港ではW7系先頭車両の陸揚げ後に歓迎式典が開かれ、石川県の谷本正憲知事が「待ちに待った先頭車両で、実物を見ると感慨もひとしおだ。(北陸新幹線)開業まで秒読みに入ったという手応えを感じている」とあいさつした。
JR西はW7系車両を10編成(計120両)製造する。これらの車両は同基地に順次運ばれ、年内に全車両の搬入が終わる予定。