朴槿恵・韓国前大統領が退院、5年ぶり公の場に
健康状態「大いに回復」、昨年末に文在寅大統領が特別赦免
韓国の朴槿恵前大統領は24日、ソウル市内の病院を退院した。健康状態について記者団に「大いに回復した」と説明した。親友の国政介入事件などで弾劾・罷免され、2017年3月に逮捕、収監されて以降、自由の身となり公の場に姿を見せるのは5年ぶり。
持病のため入院し、昨年末に文在寅大統領が特別赦免した。朴氏は退院の際、「国民の皆さまに5年ぶりにあいさつすることになった。多くの心配をいただき、回復した」と語り、関係者に感謝を示した。ソウルの国立墓地で父の故朴正熙元大統領の墓を参拝した後、南東部・大邱の私邸に向かった。
朴氏は保守層に人気があるが、5月に就任する保守系の尹錫悦次期大統領は、検事時代に朴氏関連の捜査を担った。(ソウル時事)