岸田首相、横田代表ら拉致被害者家族と面会


首相官邸で面会、「被害者の一日も早い帰国実現」に全力

岸田首相、横田代表ら拉致被害者家族と面会

北朝鮮による拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(右から2人目)、横田めぐみさんの母早紀江さん(同3人目)らから運動方針を受け取る岸田文雄首相(左端)=16日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は16日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の横田拓也代表(53)らと首相官邸で面会した。

 拉致問題の解決には期限があると明記した運動方針を受け取った首相は、「運動方針に込められた皆さま方の思いを改めて受け止めさせていただく。全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動する」と応じた。

 面会で、横田代表は「拉致被害者救出に向けた戦略、道筋、期限を具体的に明示することを強く求める」と要請。横田めぐみさんの母・早紀江さん(86)も「日本の若かった青年たちがこのような目に遭ったまま、あの地で絶えていくことは絶対許せない」と訴えた。