沖縄・久米島沖のEEZで中国が海洋調査か
海上保安庁の巡視船が確認、外務省が中国政府に抗議
15日午前9時25分ごろ、久米島(沖縄県久米島町)沖の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「潤江1」がワイヤのようなものを海中に伸ばしているのを、海上保安庁の巡視船が確認した。
第10管区海上保安本部(鹿児島市)によると、久米島の北西約287キロの東シナ海で潤江1を発見。巡視船が無線で活動中止を要求したところ、日中中間線の外に退去した。外務省は、外交ルートを通じて中国政府に対し抗議した。
中国の海洋調査船によるEEZ内での活動は昨年5月、波照間島(同県竹富町)の周辺で確認されている。