北京冬季パラリンピック、異例の10日間が閉幕
日本はメダル7個、ウクライナが29個獲得する大躍進
障害のある選手による冬季スポーツの祭典、北京パラリンピックは13日、中国の首都北京市にある国家体育場(愛称・鳥の巣)で閉会式が行われ、閉幕した。
2月下旬に始まったロシアのウクライナ侵攻を受け、大会はロシアと同盟国ベラルーシが開幕直前に除外される混乱下でスタート。異例の形でウクライナを含めた46カ国・地域の選手たちが競った10日間が、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長の閉会宣言で幕を閉じた。
今大会の日本勢はメダル7個(金4、銀1、銅2個)を獲得。前回の平昌大会の10個には及ばなかった。ウクライナがメダル29個で、開催国の中国(61個)に次ぐ2位と躍進した。
北京五輪・パラリンピックは、北京市中心部と市郊外の延慶地区、北京から約180キロ離れた河北省張家口市の会場で実施。競技は関係者と外部との接触を禁止する厳格な新型コロナウイルス対策を講じて行われた。
次回2026年冬季五輪・パラリンピックはイタリアのミラノとコルティナダンペッツォが共催する。(北京時事)