60歳職員の「入社式」、スペシャリストで任用


住友生命保険が新人事制度、シニア職員のキャリア形成へ

60歳職員の「入社式」、スペシャリストで任用

60歳のシニア職員を対象としたオンラインの「入社式」で職員にメッセージを送る高田幸徳住友生命社長=東京都中央区(一部画像処理しています)

 住友生命保険はこのほど、シニア職員の「入社式」をオンラインで開催した。2022年度から定年を65歳に延長するのに伴い、60歳を迎えた職員を対象に新たな人事制度を導入。4月からは職務内容を明確化する「ジョブ型」雇用に準じた形で、経験やスキルに応じて任用する。

 新制度では、職員が60歳時に選択できる進路として「スペシャリストコース」を設けた。シニア職員のキャリア形成を進めるのが狙い。法人向けや個人向けなど、これまでの職務経験や本人の希望に合った仕事をしてもらう。

 「1期生」は224人で、式には111人が参加した。高田幸徳社長は「65歳に向け、どう仕事と人生のバランスを取るか、良い形でスタートを切ってほしい」と呼び掛けた。