フランスのマクロン大統領、再選へ出馬を表明


ウクライナ危機で支持率が上昇、4月10日に1回目投票

フランスのマクロン大統領、再選へ出馬を表明

フランスのマクロン大統領=2月28日、パリ(EPA時事)

 フランスのマクロン大統領は3日、大統領選への出馬を正式に表明した。仏BFMテレビが報じた。ウクライナ危機をめぐりロシアと交渉する姿勢が評価されるなどして、支持率は上昇。第1回投票を想定した世論調査でも、他の候補者を大きくリードする中で満を持しての表明となった。

 マクロン氏は、仏メディアに送付した国民宛ての書簡で「新たな任期を信任してほしい」と支持を呼び掛けた。

 仏紙レゼコー(電子版)が1日に報じたエラブ社による世論調査では、マクロン氏を「信頼する」と答えたのは40%と、1カ月前の前回調査から5ポイント増加した。第1回投票を想定した別の世論調査では、マクロン氏に投票すると答えた人は約26%で、極右政党「国民連合(RN)」のルペン氏(約19%)、右派野党・共和党のペクレス氏(約15%)を引き離した。極右評論家のゼムール氏は約12%だった。

 政治学者ギヨーム・ラベ氏は、マクロン氏の支持率上昇の背景について「ウクライナ危機の外交的解決を目指した姿勢が(戦争阻止という形で)結果的に奏功しなくても仏国民に良い印象を与えた」と分析した。

 立候補の届け出は、4日が締め切り。マクロン氏はロシアのウクライナ侵攻による情勢不安を理由に、出馬表明をぎりぎりまで先延ばしにしてきた。

 大統領選は4月10日に1回目投票、24日に上位2人による決選投票が行われる。(パリ時事)