仮想空間に道頓堀や大阪城、魅力を国内外に発信
専用サイト「バーチャル大阪」で、25年の万博控えPR
大阪府と大阪市は28日、インターネット上に大阪の街並みを再現した専用サイト「バーチャル大阪」に、道頓堀や大阪城といった代表的な建物を再現した「新市街」エリアをオープンさせた。参加者はアバター(分身)を使ってエリア内を自由に移動できる。2025年の大阪・関西万博に向け、大阪の魅力を国内外に発信するのに役立てたい考えだ。
現実世界に近い体験ができるネット上の仮想空間「メタバース」を活用。28日の式典には吉村洋文府知事や松井一郎市長らもアバターとして登場し、オープンを盛り上げた。
吉村氏はあいさつで「バーチャル大阪はみんなで作り上げる共創の場。新市街エリアで大阪の街の魅力に触れてほしい」と述べた。
府・市はバーチャル大阪の制作をKDDIや吉本興業、博報堂から成る共同企業体に委託。将来的には商店街のエリアも設置し、買い物などを楽しめるようにしたい考え。