日本ハムの五十幡亮汰、自慢の俊足に磨き


臨時コーチの赤星憲広氏から学ぶ、今年の目標は80盗塁

日本ハムの五十幡亮汰、自慢の俊足に磨き

臨時コーチの赤星憲広氏(右手前)の指導を聞く日本ハムの五十幡(左から3人目)ら=7日、沖縄県名護市

 日本ハムでチームきっての俊足を誇る五十幡が、自慢の武器に磨きをかけている。新庄監督が臨時コーチとして招いた元阪神の赤星憲広さんからも盗塁の技術を吸収。今季は80盗塁を目標に掲げる23歳は「生かすかつぶすかは自分次第。生かせるようにやっていかないと」と決意新たに話す。

 新人だった昨季は27試合出場にとどまったが、9盗塁をマーク。成功を増やすには足の速さだけでなく、技術も必要となる。5年連続盗塁王に輝いた赤星さんから、よりベースの近くでスライディングする方法やスタートの切り方などを学んだ。

 多くを吸収し、「どんどん実戦でチャレンジしたい」との思いは強くなった。16日の中日との練習試合では六回に代走で出て、新庄監督が相手に盗塁を予告した中で、二盗、三盗を成功させた。

 新庄監督は、ノーヒットでも1点を取れる野球がしたいと宣言している。五十幡はまさにその考えにフィットする選手。本人も自覚十分で「自分の中でプレッシャーをかけてやっていきたい」。監督の理想を体現するために、塁間を駆ける。(名護)