ベルリン映画祭、スペイン監督作品に最高賞
「アルカラス」が金熊賞、和田淳監督「半島の鳥」が特別賞
第72回ベルリン国際映画祭の審査結果が16日に発表され、スペインのカルラ・シモン監督による「アルカラス」が最高賞に当たる長編コンペ部門の金熊賞を受賞した。
「アルカラス」は、カタルーニャ地方の小村に暮らす桃農家が直面する苦悩や、家族の亀裂を描いた物語。
また、短編コンペ部門に出品されていた和田淳監督による日仏共同製作のアニメ「半島の鳥」が、特別賞を受賞した。
今回の映画祭では、長編コンペ部門の審査員の一人に、米アカデミー賞の4部門でノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督が選ばれていた。(ベルリン時事)