「女性がチョコをプレゼント」は時代遅れ?
バレンタインデーに花を贈る男性が増加、「常識」が変化か
バレンタインデーに花を贈る若い男性がじわりと増えている。生花の業界団体「花の国日本協議会」が行ったアンケートで、バレンタインシーズンに花を買ったと答えた20代男性の割合は2020年に13%と、調査を始めた13年の6倍に上昇した。海外では男性による花束のプレゼントが定着している国が少なくないといい、日本でも女性がチョコレートをプレゼントする「常識」が変わり始めたのかもしれない。
「うちでは赤いバラを目当てに来店する方が多い」。全国で約190店舗を展開する日比谷花壇(東京)の日比谷公園店で仕入れを担当する吉川優美さん(32)は、男性客が年々増えていると手応えを感じている。2月は春シーズンの花が出そろう時期で、店内には品種改良によって色や形が進化を遂げたパンジーやスイートピーも並ぶ。吉川さんは「今が一番楽しい時期。ぜひ見に来てほしい」とアピールしていた。