失われた佐野赤絵の技を蘇らせ、弟子に伝える


「赤絵細描と共に歩んだ軌跡-福島武山喜寿展」26日から

失われた佐野赤絵の技を蘇らせ、弟子に伝える

赤網手めばえ大皿・径50×H7.5cm

 九谷焼赤絵細描の第一人者、福島武山氏の喜寿を記念し、その歩みを象徴する歴代の作品などを展示する手仕事ギャラリー「赤絵細描と共に歩んだ軌跡―福島武山喜寿展」(主催:株式会社伊勢半本店)を紅ミュージアム(東京都港区)で、26日から開催する。期間は、4月9日まで。

 福島武山氏は、幕末から明治期に流行し、一度衰退した佐野赤絵の技法に魅せられ、失われた技を蘇(よみがえ)らせ、その技術は現在九谷焼の未来を担う愛弟子たちに伝えている。

 期間中、展示替えを行う予定。

 開館時間は、10時~17時まで。休館日は日・月曜日。観覧料は無料。問い合わせは、(電)03(5467)3735。

 今後の感染症拡大状況、政府や東京都の勧告を踏まえ、会期・開館時間の変更、入場制限等を行う場合があり、最新情報をサイトで要確認。