タイでニシキゴイ品評会、独特の色合いに人気


800匹以上が美しさや光沢を競う、技術の進歩で暑さに対応

タイでニシキゴイ品評会、独特の色合いに人気

15日、バンコクで開かれた品評会で、優勝したニシキゴイを撮影する来場者(時事)

 タイのバンコクで15、16の両日、ニシキゴイの品評会が開かれ、800匹以上が美しさや光沢を競った。タイでは近年、独特の色合いや模様が関心を集め、ニシキゴイの人気が急速に高まっている。

 タイ錦鯉振興会のバウォンサック副会長によると、ニシキゴイは約40年前にタイに導入された。気候は飼育に適さないが、「技術の進歩で暑さに対応している」という。

 優勝したのは4歳の雌で、黒と赤、白に彩られた「昭和三色」と呼ばれる種類。飼育チームのメンバーは「いい状態で品評会に臨めた。最高の気分」と喜んだ。専門家は「市場では1000万~1500万円の値が付くだろう」と話している。(バンコク時事)