米造幣局、25セント硬貨に黒人女性を初めて採用


詩人のマヤ・アンジェロウさん、キング牧師とも親交

米造幣局、25セント硬貨に黒人女性を初めて採用

マヤ・アンジェロウさんを描いた25㌣硬貨=米造幣局が10日に提供(AFP時事)

 新しい米25セント硬貨に、詩人で活動家のマヤ・アンジェロウさんが黒人女性として初めて採用された。造幣局は10日、アンジェロウさんの肖像をあしらった硬貨を公開した。

 アンジェロウさんは1928年、ミズーリ州生まれ。公民権運動指導者のキング牧師と親交、文筆活動を続けた。クリントン大統領の就任式では詩を朗読。2014年に亡くなった。

 造幣局は、22年から25年にかけて毎年、米国の5人の女性先駆者を描いた25セント硬貨を発行する。同局幹部は「米国人女性の歴史への貢献をたたえる貨幣を、初めて流通させられることを光栄に思う」と述べた。(ニューヨークAFP時事)