ジョンベネちゃん事件25年、米警察の捜査続く
1000件のDNAを分析、最新技術も取り入れ捜査を継続
米西部コロラド州ボールダーで1996年、ジョンベネ・ラムジーちゃん=当時(6)=が自宅地下室で他殺体で見つかった事件から、26日でちょうど25年。地元警察はこれまでに約1000件のDNAサンプルを分析するなど、最新技術も採り入れ執念の捜査を続けている。
ボールダー市によると、これまでに1500点の証拠品を収集。このうち約1000件がDNAサンプルの分析結果だ。市は州当局とも連携し、「新しい技術を今後も用い、DNA検査プロセスの見直しも積極的に進めることを検討する」と説明している。
このほか事件に関連し、電子メールなどを含め2万1016件の情報が寄せられた。19州に捜査員を派遣し、1000人以上から聴取したという。
ジョンベネちゃんが美少女コンテストの常連だったことなどから、事件は大きな注目を集めた。両親が一時関与を疑われたが、DNA鑑定で潔白が証明されている。2006年にタイで逮捕された元教師の米国人男性も同様に、現場に残されたDNAと一致せず、事件は未解決のままだ。(ロサンゼルス時事)