有馬記念、3歳馬エフフォーリアが優勝


「レースごとに強く」ファンの期待に応え現役最強を証明

有馬記念、3歳馬エフフォーリアが優勝

有馬記念を制し、エフフォーリアと記念撮影する横山武史騎手(中央)ら=26日、中山競馬場

有馬記念、3歳馬エフフォーリアが優勝

有馬記念を制した横山武史騎乗のエフフォーリア(左から2頭目)。右端はクロノジェネシス=26日、中山競馬場

 ファン投票で歴代最多の26万742票を集めたエフフォーリアが、見事に期待に応えた。最後の直線でのたたき合いを制してG3勝目。横山武騎手は前走の天皇賞・秋ほどの仕上がりではないとしつつ、「8、9割でも十分強い馬」と誇った。

 パンサラッサが逃げて馬群はやや縦長になり、折り合いは良かった。中団待機で力を温存。最終コーナーを回ると力強い末脚を発揮し、最後の600メートルを出走馬で最速タイの35秒9で駆け抜けた。

 23歳の横山武は25日のレースで、ゴール手前で馬を追う動作を緩める「油断騎乗」があったため、来年1月15、16両日の騎乗停止処分を受けた。だからか、年末恒例の大レースを勝ったというのに笑顔は少なく、スタンドに頭を下げる場面も。「信頼を失った。未熟で情けないジョッキー」。自責の念を胸に手綱を取り、栄冠を引き寄せた。

 現役最強と言える強さを証明した3歳牡馬。来年の予定はまだ決まっていないが、鹿戸調教師は海外挑戦を視野に入れる。「レースごとに強くなっている。内容もいい。これからも楽しみでしょうがない」。展望がますます開ける勝利となった。