パラリンピック選手団帰国、メダル6個を獲得
荒木団長とメダリストが会見、4年後の平昌へ意気込み
ソチ冬季パラリンピックに出場した日本選手団が20日帰国し、荒木雅信団長やアルペンスキー男子2種目で金メダルを獲得した狩野亮選手(マルハン)らメダリスト4人が成田空港で記者会見した。日本選手が獲得したメダルは目標の10個には届かず、金3、銀1、銅2の計6個だった。荒木団長は「団長である私の責任」と報告。「長野パラリンックの貯金は今大会で、全て使い果たした。しっかりとした強化策を作っていく」と、科学的なサポートや用具の開発などの考えを示した 。
狩野選手は「難しいレース展開の中、金メダル二つ取れたことはうれしく思うが、僕にとっては出来過ぎな結果」と振り返り、4年後の平昌(韓国)に向け「上を目指して行く」と意気込みを語った 。
同回転金メダルの鈴木猛史選手(駿河台大職)は「表彰台独占のチャンスがスーパー大回転であったが、自分が転んで達成できなかったのが悔しい」と4年後の平昌でのリベンジを誓った 。
同スーパー大回転で銀メダルの森井大輝(富士通セミコンダクター)主将は、外国選手が日本製チェアスキーを使ってメダルを獲得していることから、「日本のアドバンテージは無くなっている、トレーニングも必要だが、チェアスキーの開発などを進めていかないと」と4年後に向けて危機感を訴えた。