松野官房長官「帰国実現へ最大限努力」


政府が拉致国際シンポジウム、学生との車座対話に参加

松野官房長官「帰国実現へ最大限努力」

学生の話を聞く松野博一・拉致問題担当相(中央)=11日午後、東京都千代田区(代表撮影)

 松野博一官房長官は11日、政府が東京都内で主催した北朝鮮による日本人拉致問題解決のための国際シンポジウムに出席した。拉致問題担当相を兼ねる松野氏は「わが国の主権、国民の命と安全に関わる重大な問題だ」と強調。全ての被害者の早期帰国実現へ「日本政府は総力を挙げて最大限の努力を続ける」と述べた。

 シンポジウムは10日から始まった「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の関連行事。松野氏は「日朝間に存在する不信感を打ち破るためにはわが国が主体的に動き、トップ同士で関係を構築するほかない」と訴えた。

 松野氏はこれに先立ち、拉致問題をテーマとした模擬授業などに取り組む北海道教育大の学生との車座対話に参加。松野氏は「若い人に向けてどうやって啓発をしていくかが重要な視点となっている」と呼び掛けた。学生からは「教育の持つ力はとても大きい。拉致問題をただの歴史にしてはいけない」との意見が出た。