松坂投手が引退セレモニー、イチロー氏登場に涙
サプライズ演出に感慨、「これまでやってきてよかった」
引退セレモニーでサプライズ登場したイチローさん（右）から、花束を贈られる西武の松坂＝４日、メットライフドーム
今季限りで現役を退いた西武の松坂大輔投手(４１)の引退セレモニーが４日、メットライフドームで開催された。背番号「１８」のユニホーム姿でマウンドに立ち、「投げられなくなるまで野球を続けてくることができて本当に幸せだった。２３年間、前へ進むために背中を押していただきありがとうございました」とあいさつした。
松坂がグラウンドを一周した後、突如大型ビジョンにイチロー氏が映し出された。「大輔、どんな言葉を掛けていいのか、なかなか言葉が見つからないよ。だから僕にはこんなやり方しかできません。許せ、大輔」というメッセージが流れると、本人が花束を手に、サプライズ登場した。
イチロー氏から「お疲れさま。長い間よく頑張ったね」と声を掛けられると、松坂は目を潤ませた。
日米で数々の名勝負を繰り広げ、日本代表では一緒にプレーした。松坂は「これぞイチローさんという演出。本当にびっくりした。最後にイチローさんに声を掛けてもらって、これまでやってきてよかったなと改めて思った」と感慨を込めて話した。
