野生のサルに大盤振る舞い、餌食べ放題の奇祭?
タイ・ロッブリ県で、観光客を呼び込むサルに感謝を込めて
タイ中部ロッブリ県で28日、野生のサルに果物や野菜などの餌を与える毎年恒例の奇祭「モンキー・ビュッフェ・フェスティバル」が行われた。
サルは寺院の境内などで餌に群がり、「食べ放題」を楽しんだ。ロッブリ県は「サルの街」として知られる。県内にあふれるサルは、商品を盗むなどのいたずらをする一方、観光客の呼び水となっており、祭りは感謝の気持ちを込めて1989年に始まった。用意した餌は約2トン。周辺に生息する約1000匹のサルが競うようにつかみ、口に運んだ。
観光客のドイツ人女性ジルケさん(40)は「風変わりで興味深い。サルに飛びつかれて怖かった」と語りながら、カメラのシャッターを押していた。(ロッブリ(タイ)時事)