作詞・作曲家のS・ソンドハイムさん死去、91歳
「ウエスト・サイド物語」を作詞、大統領自由勲章も受賞
米ミュージカル界の巨匠で「ウエスト・サイド物語」(1957年)や「スウィーニー・トッド」(79年)などを手掛けたことで知られる作詞・作曲家のスティーブン・ソンドハイムさんが26日、コネティカット州の自宅で死去した。91歳。米メディアが伝えた。死因は不明だが、前日は友人と感謝祭を祝っていたという。
30年ニューヨーク・マンハッタン生まれ。7歳でピアノを始め、その後家族ぐるみで親しかった劇作家オスカー・ハマースタイン2世にミュージカル制作の基礎を学んだ。
50年代後半から90年代にかけ活躍。アカデミー、ピュリツァー各賞の他、グラミー、トニー各賞を8回受賞し、2015年には大統領自由勲章を授与された。
ソンドハイムさんは、幕末の日本を舞台にした「太平洋序曲」(76年)の作詞作曲も担当。この作品を宮本亜門さんが演出し、04年に日本人演出家として初めてブロードウェー進出を果たしている。(ニューヨーク時事)