セサミストリートに初のアジア系キャラクター


人種差別問題で特番、テニスの大坂なおみ選手もゲスト出演

セサミストリートに初のアジア系キャラクター

米教育番組「セサミストリート」初のアジア系キャラクター「ジヨン」(左から2体目) ©2021.Sesame Workshop(時事)

 世界でも人気の米教育番組「セサミストリート」に、初めてアジア系のキャラクターが登場する。制作を手掛ける非営利団体セサミ・ワークショップが15日、明らかにした。

 新キャラクターは韓国系米国人の7歳の女の子で、名前は「ジヨン」。25日放送予定の特別番組でお披露目される。番組では、新型コロナウイルス禍で悪化したアジア系住民に対する人種差別問題を取り上げ、女子テニスの大坂なおみ選手もゲスト出演する。

 セサミストリートは1969年に放送を開始した。セサミ・ワークショップは声明で「人種に関する会話を通じて、あらゆる背景を持つ家族を支える」と説明。多様な文化を尊重する大切さを伝えたいとしている。(ニューヨーク時事)