「ジャンプ人生に一つも悔いはない」
長野五輪金の岡部孝信が会見
ノルディックスキー・ジャンプで今季限りで引退する岡部孝信(43)=雪印メグミルク=が14日、札幌市内で記者会見し、「ジャンプ人生に一つも悔いはない」と語った。22日の伊藤杯(札幌市大倉山ジャンプ競技場)が最後の大会となる。
1994年リレハンメル大会から五輪4大会に出場し、長野五輪団体では金メダルを獲得した。40歳すぎまで現役を続けたことには、「世界のトップに立ちたいという気持ちが一番だった。どんなつらい練習にも耐えてこられた」と話した。
幼なじみで41歳の葛西紀明(土屋ホーム)には、「日本のジャンプ界、世の中のおじさんのために頑張ってもらいたい」とエールを送った。
4月から雪印メグミルクのコーチに就任。高校総体3連覇の佐藤幸椰(札幌日大高)ら有望な若手の加入が決まっており、「世界で活躍する選手を育てたい」と話した。