維新と国民、憲法議論活性化へ連携で一致


幹事長・国対委員長会談、憲法審査会の定例日開催を要求へ

維新と国民、憲法議論活性化へ連携で一致

会談する日本維新の会の馬場伸幸幹事長(右から2人目)と国民民主党の榛葉賀津也幹事長(左から2人目)ら=9日午前、国会内

 日本維新の会と国民民主党は9日、国会内で初の幹事長・国対委員長会談を開き、憲法議論の活性化へ連携していくことで一致した。両党は憲法改正論議に前向きで、衆参両院の憲法審査会の定例日開催を与党側に求めることも確認した。

 会談は、10日召集の特別国会を前に維新側が呼び掛けた。両党は年内に召集される臨時国会に、新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施していた国会議員歳費2割削減のための歳費法改正案を共同提出することでも合意。今後も必要に応じて幹事長・国対委員長会談を開催することも申し合わせた。

 会談後、維新の馬場伸幸幹事長は記者団に「国会の憲法審査会は衆参ともに全く機能していない」と指摘。国民の榛葉賀津也幹事長は「旧態的な野党の枠組みから一線を画し、是々非々で新しい答えを具体的につくっていく」と語った。