コロナワクチン、米で5~11歳の接種が開始
「ハグするのが待ち切れない」、副反応恐れためらう親も
米国で3日までに、5~11歳へのファイザー製新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。これまでマスクの着用などに限られてきた子供の感染予防が大きく前進すると期待される一方、副反応などを恐れて接種をためらう親もいる。
「ハグするのが待ち切れない」。CNNテレビによると、ニューヨークの医療機関で接種を受けたアレン・サバトリ君(8)は、外国に住む祖父母に会えると喜んだ。ニューヨーク市は、対象年齢の子供が通う学校で、来週から接種機会を設ける方針だ。
米国内の5~11歳の子供は約2800万人。疾病対策センター(CDC)によれば、8月上旬から10月下旬にコロナ禍で閉鎖された幼稚園や小中高校は約2350校に上り、約122万人の子供が影響を受けた。CDCは子供の接種で「対面授業・活動の中断を減らすことができる」と期待する。(ニューヨーク時事)