王者川崎がJ1連覇、4度目の頂点に輝く


戦う姿勢貫く、勝てずとも見せたらしさ、3連覇見据える

王者川崎がJ1連覇、4度目の頂点に輝く

2年連続4度目のJ1制覇を遂げ、喜ぶ川崎イレブン=3日、等々力

王者川崎がJ1連覇、4度目の頂点に輝く

前半、先制ゴールを決め、祝福される川崎のジェジエウ(中央)=3日、等々力

 引き分けた試合を終えて程なく、ピッチに川崎の歓喜の輪が広がる。同時刻開催だった横浜Mの結果を待っての連覇達成。「うれしい気持ちと、ほっとしたのが正直な気持ち。このときのために1年間戦ってきた」。谷口主将は実感を込めた。

 ルヴァン杯で4強入りを阻まれた浦和との再戦。先につくられた危ない場面では、谷口がゴール寸前でクリア。今季の象徴でもある手堅い守備から先制へとつなげた。前半33分、CKの流れからジェジエウが長い脚を伸ばしてこぼれ球を押し込んだ。

 川崎が1点で満足するはずもなく追加点を果敢に狙った。だが、優勝の懸かった難しさもあったのか後半に入ると浦和のペースとなり、後半44分に痛恨の失点。それでも鬼木監督は「戦う姿勢は存分に見せてくれた」。

 優勝セレモニーでは、脇坂が25番、旗手が18番のユニホームを着用。シーズン途中に欧州へ移籍した田中と三笘への粋な計らいだった。脇坂は「夏まで一緒に戦ってきた思いを背負ってやっているので」と説明した。

 この5年で4度のリーグ制覇。「常勝軍団」と呼ばれた鹿島OBの鬼木監督は「歩みを止めずにいく」。その鹿島しか成し遂げていない3連覇の挑戦権を再び得た。「何が何でも目指す。そこまで無駄な試合は一つもない」と谷口。力強い言葉に、王者の風格が漂った。