岸田首相、バイデン米大統領と初顔合わせ


COP26の開催地・英グラスゴーで会談、年内にも訪米へ

岸田首相、バイデン米大統領と初顔合わせ

バイデン米大統領(右)と「肘タッチ」であいさつする岸田文雄首相=2日、英グラスゴー(内閣広報室提供)(時事)

 岸田文雄首相は2日午前(日本時間同日夜)、バイデン米大統領と、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の開催地である英北部グラスゴーで短時間会談した。首相が年内にも訪米し、首脳会談を行うことで一致。中国の動きを念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携していく方針を確認した。

 首相が就任後にバイデン氏と対面で協議するのは初めて。日米同盟のさらなる強化やアジアの地域情勢、気候変動問題への取り組みについても意見を交わした。

 首相はこの後、記者団に「できるだけ早いタイミングで再会し、よりじっくり話ができる会談の場を設けようということで一致した。年内も含めてできるだけ早くやる」と述べた。

 今回の顔合わせは首相がCOP26首脳級会合に出席する直前に実現し、正式な会談は見送られた。(グラスゴー時事)