3600人が世界記録保持者キプチョゲと競走
パリ五輪1000日前イベント「負けてうれしいのは初めて」
2024年パリ夏季五輪の開幕まで10月30日で残り1000日となったことを記念して、男子マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)と3600人以上の一般ランナーが競走するユニークなイベントが、31日にパリ市内で行われた。
レベルに応じてスタートするタイミングをずらし、シャンゼリゼ通りを含む5キロのコースを駆け抜けた。パリ大会組織委員会によると、最後に出たキプチョゲに抜かれずにゴールした約1000人が、五輪のマラソンと同じ日に同じコースで実施予定の一般向けレースに出場する権利を獲得した。
キプチョゲは組織委を通じ、「負けてうれしいのは初めて。私の負けは、24年にここパリで私が会うことを楽しみにしている人々の勝利」とコメントした。(ロンドン時事)