タンザニア出身の作家にノーベル文学賞
アブドゥルラザク・グルナさんが受賞、難民問題がテーマ
スウェーデン・アカデミーは7日、今年のノーベル文学賞をタンザニア出身の作家アブドゥルラザク・グルナさんに授与すると発表した。アカデミーは「文化と大陸の隔たりの間での、植民地主義の影響や難民の運命に関する妥協なく思いやりにあふれた洞察」を授賞理由として挙げた。
賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億2700万円)。授賞式は12月10日にストックホルムで行われるのが恒例だが、新型コロナウイルス対策のため昨年に続き今年も受賞者は居住国でメダルと賞状を受け取る。(ロンドン時事)