なでしこジャパン新監督に池田太氏が就任
「世界一を奪還する」チーム再建に意欲、パリ五輪まで契約
日本サッカー協会は1日、日本女子代表(なでしこジャパン)の新監督として、U19(19歳以下)女子代表監督の池田太氏(50)の就任を発表した。同日の臨時理事会で承認され、記者会見に臨んだ池田氏は「世界一を奪還する強い気持ちでチームづくりをしていきたい」と抱負を語った。契約期間は2024年パリ五輪まで。U19代表監督も兼任する。
東京都出身の池田氏はJリーグの浦和で現役引退後、浦和や福岡でコーチなどを歴任。17年にU19女子代表監督に就任し、18年にU20女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で初優勝に導いた。
東京五輪まで指揮した高倉麻子前監督は、目標としたメダルに届かず任期満了をもって8月末で退任。池田氏は「日本人の勤勉性、連動性、連係を高めていけば(世界の)相手を打ち負かすことができる」とチーム再建に意欲を示した。
当面は来年1月開幕の23年W杯予選を兼ねたアジア・カップ(インド)へ向けて強化を進める。今月18日から国内でチーム立ち上げ合宿を行い、11月の海外遠征が初陣となる。