沖縄県に「慶良間諸島国立公園」が誕生


31番目の国立公園で「釧路湿原」以来27年ぶりに新設

沖縄県に「慶良間諸島国立公園」が誕生

沖縄県の慶良間諸島(左が座間味島)(一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー提供)

 沖縄県の慶良間諸島とその周辺海域が5日、「慶良間諸島国立公園」に指定された。同日午前、官報で告示した。国立公園の新設は1987年の釧路湿原国立公園以来27年ぶりで、31番目となる。8日に那覇市で記念式典が開かれ、石原伸晃環境相も出席する予定。

 慶良間諸島は、那覇市の西約40キロの東シナ海に浮かぶ大小30余りの島々で構成される。多様なサンゴが生息していることに加え、ザトウクジラの繁殖海域であることなどが評価され、今回の指定に至った。

 公園区域は、渡嘉敷、座間味などの島々と各島から7キロの海域。面積は陸域3520ヘクタール、海域9万475ヘクタールとなる。