リサ、ソロデビュー曲がタイで社会現象に
動画で世界にタイ文化を紹介、プラユット首相も絶賛
韓国の女性アイドルグループ「BLACKPINK」のタイ人メンバー、リサが発表したソロデビュー曲のミュージックビデオの再生回数が記録的な伸びを示し、プラユット首相が絶賛するなどタイで社会現象を巻き起こしている。ビデオでリサは伝統衣装をまとっており、「世界にタイ文化を紹介する好例」(文化省)と国を挙げて活躍に期待している。
デビュー曲「LALISA」は10日に発表され、ビデオはユーチューブで17日までに1億6000万回以上再生された。ビデオでリサは伝統の頭飾りを着用。出身地の東北部ブリラム県にあるクメール遺跡を想起させる背景も登場する。
ビデオの公開以来、タイでは頭飾りが飛ぶように売れ、ブリラム県の遺跡は入場者が急増している。プラユット首相は「娯楽産業に伝統様式を組み込んだ」と称賛。リサの成功にあやかり、タイ文化を外国市場に売り込みたい考えを示した。(バンコク時事)