民芸の美と河井寬次郎の生涯をたどる企画展
「河井寬次郎と島根の民芸」、島根県立岩見美術館で開催
大正から昭和にかけて活躍した島根県出身の民芸家・河井寬次郎(1890~1966)に焦点を当てた企画展「河井寬次郎と島根の民芸―手がつくる、親しいかたち―」が、島根県立岩見美術館(島根県益田市)で9月11日から11月1日まで開催される。
思想家・柳宗悦や陶芸家・濱田庄司とともに「民藝運動」に携わった。同展では、美術館が所蔵する河井のコレクションの中から、民芸家としてスタートした初期の頃から晩年までの作品を展示し、その生涯を辿(たど)るものとなっている。民藝運動を全国に推進した作家たちの作品や、島根の民芸についても紹介する。また、25日には河井の孫に当たる河井寬次郎記念館の鷺珠江・学芸員による記念講演を予定している。新型コロナウイスの感染状況により変更の可能性もあり、公式サイトで要確認。
企画展のみの入場料は大人1000円、大学生600円、小中高生300円。開館時間は9時30分から18時まで。記念講演を含む各種イベントの問い合わせは、(電)0856(31)1860。