イスラエル大使館が被害自治体に300冊を寄贈


「アンネの日記」破損事件で

イスラエル大使館が被害自治体に300冊を寄贈

 東京都内の図書館で「アンネの日記」などユダヤ人迫害の関連書籍が相次いで引き裂かれた事件で、イスラエル大使館は27日、アンネ・フランクに関連する書籍300冊を被害自治体に寄贈した。

 ペレグ・レヴィ駐日イスラエル公使が27日、最も被害冊数が多かった杉並区を訪問。被害自治体を代表して田中良・同区長が公使から本を受け取った。

 都内では昨年2月以降、3市5区の公立図書館38カ所で、計308冊の関連書籍が引き裂かれるなどの被害が確認されている。杉並区では121冊の被害が確認された。相次ぐ被害を知ったイスラエル大使館が寄贈を申し出た。

 寄贈をめぐっては、都立中央図書館(港区)に「杉原千畝」を名乗る人物から関連書籍137冊が贈られるなど支援の輪が広がっている。同館は都内の各公立図書館に配布する方針。

 警視庁は器物損壊容疑などで杉並署に捜査本部を設置。防犯カメラを分析するなどして捜査を進め、犯人特定を急いでいる。