沖縄県石垣市、尖閣諸島の新行政標柱が完成


設置のため国に上陸申請へ、昨年変更された字名を刻む

沖縄県石垣市、尖閣諸島の新行政標柱が完成

尖閣諸島に設置する行政標柱の完成を発表した沖縄県石垣市の中山義隆市長(右)=23日午後、同市(同市提供)

 沖縄県石垣市は23日、尖閣諸島に設置するため、新たに製作した行政標柱を完成させ、公開した。同諸島の字名に「尖閣」を加えたことを受けたもの。市は来週にも、設置に向けた上陸許可を国に申請する。

 行政標柱は1969年、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大正島の5カ所に設置された。市は昨年10月、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更。新たな標柱の裏側に刻まれた。

 市は新標柱を設置する目的について「尖閣諸島が市の行政区域であることを広く知らしめるため」としているが、上陸許可のめどは立っていない。