異彩を放つ米代表のマスク、SNSで話題に
内部の空気が最適な状態、デザインは日本の折り紙に着想
東京五輪の米国選手が着けているマスクが異彩を放っている。同国がメダル30個を獲得した競泳では、5冠を果たした男子のケーレブ・ドレッセル選手らが表彰台で着用。今回の五輪で欠かせないアイテムに個性がうかがえる。
マスクは米スポーツ用品大手のナイキ製。米メディアによると、特徴的な表面の折り目は内部の空気を最適な状態にするためのもの。デザインは「日本の折り紙に着想を得た」という。運動時に呼吸スペースを確保できる立体的な構造で、激しく動いてもずれにくいクッションとストラップ付き。白は五輪用の特別仕様だが、黒のモデルは日本でも「ベンチュラー」という製品名で、5940円(税込み)で販売されている。
米国は国別のメダル獲得数でトップ争いをしており、選手がひときわ目立つマスク姿で表彰台に立つ様子を、多くの視聴者が目にした。英語版の大会公式ツイッターはマスクの写真を映画バットマンの悪役に例え、「ベイン? いいえ、米国チームです」と紹介。SNSでは「(映画スター・ウォーズの)ダース・ベイダーみたい」「より強そうに見える」などと、盛り上がっている。